甲状腺、唾液腺、リンパ節の腫れがみられることがあります。これらは、炎症や腫瘍(良性・悪性)が原因で腫れることが多いです。
また、甲状腺の腫れはバセドウ病(甲状腺機能が過剰に働く病気)や慢性甲状腺炎(甲状腺機能が低下する病気)が関与している場合があります。
唾液腺の腫れでは、唾石症(唾液腺に石が詰まる病気)が考えられ、リンパ節の腫れの原因としては、結核や自己免疫疾患などが挙げられます。
首には、甲状腺や唾液腺、リンパ節などが存在します。首の痛みを引き起こす代表的な原因としては、炎症が挙げられます。
炎症がある場合、一般的に押さえると痛みを感じる(圧痛)ことが特徴です。
その他にも、亜急性甲状腺炎、唾石症、組織球性リンパ節炎など、さまざまな病気が考えられます。
また、肩こりが原因で首の痛みが現れることもあります。
マッサージや内服薬で症状が和らぐこともありますが、改善しない場合は、整形外科の受診をおすすめしています。